Wings for Life World Run 2021:史上最多184,236人が参加!
私たちはまだこの素晴らしい記録を理解しようとしているところです。5月9日は195カ国から18万4,236人のランナーと車いすユーザーがWings for Life World Runに参加し、全員同時に脊髄損傷の治療法発見というひとつの大きな目標のために走ったのです!
今年は史上最大のランイベントとなりました。また、キャッチャーカーが追いかけてくるというレースフォーマットが採用されていたため、全員が完走できました。そして何よりも嬉しいことに、脊髄損傷の治療法発見のために合計410万ユーロ(約5億4,155万円)が集まりました!
Wings for LifeのCEOアニタ・ゲルハーターは次のようにコメントを発表しました。「言葉が見つかりません。参加者数は私たちの予想を遙かに上回りました。私が今できるのは、今日参加してくださったひとりひとりに感謝の気持ちを述べることだけです。皆さんと一緒に人生を祝福し、そして脊髄損傷の治療法発見のために多額の寄付金を集めることができました」
ユニークなレースフォーマットが設定されていたため、あらゆるレベルのランナーと車いすユーザーがWings for Life World Runアプリを使って一緒に走ることができました。また、Wings for Life World Run 2021は世界から大きな注目を集め、Twitterでトレンド入りした他、Instagramのアカウントはスタート直後一時的にダウンしてしまいました。
そして、レース終了後にさらなるビッグニュースが届きました。Wings for Life World Runが2022年5月8日に開催されることが決定し、参加登録が始まったことが発表されたのです!
今年はランも記録が更新され、史上初の3度目の優勝を記録したランナーが誕生しました。キャッチャーカーに追いつかれるまで66.8kmを走ったアーロン・アンダーソンさん(スウェーデン)が2017年、2018年に続く3度目の男子グローバルチャンピオンに輝き、60.2kmを走ったニナ・ザリーナさん(ロシア)が2019年、2020年に続く女子3連覇を達成したのです。尚、2021年のランナーと車いすユーザーを合わせた平均走行距離は12.3kmでした。
レース終了後、アーロン・アンダーソンさんは次のように話しました。「脊髄損傷を抱えるひとりとして、全世界18万人以上の人たちが治療法発見の研究に力を貸そうと立ち上がってくれたことを心から嬉しく思っています。このレースは私の心を躍らせてくれますし、いつも参加を楽しんでいます。今年参加した全員に感謝の気持ちを述べたいです。大きな目標に向けて力を貸してくれたからです。本当にありがとうございます!」
8回目の開催となったWings for Life World Runは美しい景色とストーリーに溢れていました。ひとりで走った人、少人数のグループで走った人、陽光に恵まれた中央ヨーロッパを走った人、冠雪の山を背景に走った人、日の出や日没を迎えたビーチ沿いを走った人、さらには、アフリカでキリンに見つめられながら走った女性もいました。また、雨のスペインとアイルランド、雪のノルウェー、晴天のギリシャなど、天候も様々でした。
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